トレーナーはビジネス・キャリア系の出身で100%臨床家ではありませんが「そのココロは」?

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先日、すでに取得しているキャリアコンサルタントの資格が「国家資格」になりました。
申請登録をすっかり忘れて、タイミングとしてはギリギリセーフ。

私は、うつや不安障害ほかの精神疾患の方にマインドフルネス心理療法の1つ「自己洞察瞑想療法」で支援させていただいていますが、もともとはビジネスのトレーニングや、キャリア開発支援をベースに持っています。

カウンセリングの出発点は、交流分析心理学という精神分析の流れを汲む心理学を学んでおり、それがきっかけで2008年に産業カウンセラーの試験に合格し、主に職場(コールセンター)のメンタルヘルスケアや研修に関わってきました。

産業カウンセラーはもう10年以上前に取得し、東京で学びを積んできました(それは仕事の使命というよりもオタクのように)。

2008年に認知行動療法のトレーニングを受け、パニック症、社交不安、強迫神経症などを理解したのちに、マインドフルネス認知療法のことを知りました。(出会いから10年経過していました!)

キャリアコンサルタントは、一社)日本産業カウンセラー協会という信頼のできる機関の試験で合格しました。

しかし、いわゆるこの手の「資格」は、行政や学校で働くには重要視されますが、私のようにすでに会社を経営しているものにとっては、その資格だけで収入を得ているわけではなく、その他の資格の1つに過ぎません。

ただし、私のクライアントとの対応で引き出しを豊かにしてくれていることには変わりはありません。

マインドフルネスのトレーニングを受けている大半の方が、職場の人間関係や、仕事の量・質についての悩みを持っているように思います。

こんな時には、産業カウンセラーやキャリアコンサルタントとしての引き出しがスーッと開くんです。

そう、医療従事者との大きな違いは、この悩み、問題に現実的に対応できるようにクライアントを支援するということであります。

これまで、企業研修に1200回以上登壇しているので、官民問わず様々な業種、業態の仕事が理解できるということもあって、クライアントからは「なんで、わかるんですか?」と言われることも度々あります。

だって、それが仕事なのですから。

休職中や求職中の方、仕事の方向性がわからなくなっている方は、それが原因で思考が止まらないということが起きているはずです。

そんな事情もよくわかりますから、もしそういう事情を抱えていれば、自己洞察瞑想療法の継続と折り合いをつけていく支援もできると思います。

(一方で、若者のひきこもりの問題は「就職したい!」という強い意志がないうちは、私には支援の経験とノウハウがなく、力が及ばず、お手伝いが難しい領域です)

私は、みなさんの問題を直接解決する立場にはありません。
医者ではないので、皆さんの症状を治す立場でもありません。

皆さん自身が自分の問題を自分で解決できるように支えていく立場です。

「なんだそれしかしてくれないの?」って、所詮そんな人なんですよ(汗)

事前相談にいらっしゃる特に親御さんは「どんな資格をお持ちですか?」と聞かれることもあるんですが、今後も、臨床系の資格を取得する予定もなく、

資格試験の勉強よりも、マインドフルネスや医学がまだ追いついていない「ソマティクス」という聞きなれない分野をビジネス分野に統合していきたいんです。
(それがこれから10年の私の使命なんです)。

資格で勝負するのではなく、今までの自分の学び、経験、人脈などを統合して役に立っていけたらなぁと、国家資格となったキャリアコンサルタントの登録証が届いてしみじみしています。

そうは言っても、キャリアコンサルティングやジョブカードの作成が必要な方は、昨年まで日常業務をしてきましたのでお手伝いをすることもできます。

必要な時にお声がけくださいね。ワンストップでお役に立てたらうれしいです。

  • この記事を書いた人

羽利 泉(はりいずみ)

石川県金沢市でカウンセリングや「うつ・不安障害を治すマインドフルネスーひとりでできる自己洞察瞑想療法ー」の講座をしたり情報を発信している公認心理師(国家資格)・マインドフルネス瞑想療法士です。マインドフルネスの実践を通し、心身症状で悩む方のサポートをしています。