フェルデンクライスとは

フェルデンクライス・メソッドは、動きを通して、自分を学び、自分の可能性を最大に引き出していく身体教育法(ソマティック・エデュケーション)です。

イスラエル人の物理学者:モーシェ・フェルデンクライスによって開発されました。

フェルデンクライス・メソッドは「骨格」「脳」へのアプローチに特徴があり、

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身体表現者(ダンスや役者)、音楽家(楽器演奏者)や声楽家・ボーカリスト、アスリート方の間ではパフォーマンスの質の改善方法として知られています。

もちろん、上記以外の方にとっても、日常生活の身体の動きの質の向上(スポーツのフォームの改善、負担のない身体の動かし方の学習)や、痛みや緊張を引き起こす姿勢や動きの改善にも役に立ちます。

ATM(Awareness Through Movement:動きを通しての気づき) と FI(Functional Integration:機能統合)の2種類のレッスンがあります。

ATM (Awareness Through Movement)レッスン

ATMレッスンは、「動きを通しての気づき」のレッスンです。
モーシェ・フェルデンクライスは、生涯で何百ものレッスンを開発しました。

ティーチャーのガイドにしたがって動き、「脳の学習機能」により、動きを制限したり、痛みや不快感を引き起こしたりしているからだの習慣にに気づき、「より楽に、より洗練された動き」を探求していきます。

ATMレッスンは同じ動きを機械的に反復することで、筋肉を鍛えたりするような「エクササイズ」や、

ストレッチのように筋肉を伸ばして可動範囲を広げていくような運動でもありません。

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動きは、小さく、ゆっくり注意深く行うことを推奨していまので、「力」を多く必要としません。
ですから、老若男女問わず多様な体格・体力レベルの方が実践することができます。

少し風変わりに感じられるのは、ティーチャーがお手本を示すことはなく、言語のみでレッスンが進んでいくことです。

私たち1人1人は人生の経験が異なり、それゆえ身体も習慣となっている姿勢や動きが異なりますから、お手本通りにできないこともあります。

そして、たとえ動きを模倣することができたとしても、その人にとって「快適」かどうかはわかりません。

ですから、人の模倣ではなく、自分の感覚を手がかりに、自分にとっての「快適」な動きを探求していきます。

フェルデンクライス・メソッドのレッスンでは「快適」であるということは極めて重要なことです。

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なぜならば、私たちの神経システムが、快適で安全だと感じる時こそが、私たちにとって新しいことを学び取る絶好のチャンスだからです。

歯を食いしばって動きに達成感を求めている時、私たちは感じられるはずのことを見逃しているかもしれません。

大事なことは、動きのプロセスの中で、自分がどのようにやっているかに注意深くなり、1回1回の動きが常に新鮮なものとなるよう工夫を試みることです。

そのことが、私たちの動きをより良くしていく可能性を広げていきます。

ATMレッスンで、自分にとって楽で心地が良い動きを探す旅に出ましょう!

FI (Functional Integration)レッスン

(FIレッスンの正式な開始は、2018年5月以降です。それまではトレーニングパートナーの方とのみレッスンを行っております)

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FIレッスンは、「機能の統合」のレッスンです。

テーブルに座ったり、寝た状態で行います。

レッスンを行うプラクティショナーが、手を使い、クライアントの動きを穏やかにガイドします。

その中で、クライアントは、習慣になっている動きが、より楽に、よりスムーズになるよう動きを探し、日常生活の中で、実践していきます。

先述のATMレッスンは、FIレッスンに置き換えることができます。

動きをプラクティショナーの手がサポートすると、安定感が増し、自分では探せない動きの方向の提案を受け取ることができます。
また触れられた場所に、より神経システムの注意が高まるため、学習も促進されます。


【参考図書】

 

 

2017/09/27