自己洞察瞑想療法を知る

自己洞察瞑想療法でうつ・不安障害が治る人はどういうふうに実践していますか?

トレーナーの羽利です。

しばらくホームページの更新をさぼっていました。

2021年3月、新型コロナウイルスの感染拡大が始まり1年が経過しました。

この1年で、自己洞察瞑想療法/瞑想法(SIMT:シムト)の個人レッスンをお受けになった方が立て続けに、10セッション(8セッション)を終えられています。

開始当時から皆さん、別人のようにお元気になっていかれるのですが、今日は、自己洞察瞑想療法でよくなる方の実践の特徴を書いてみたいと思います。

明確な目的がある人

目的は、自己洞察瞑想療法/瞑想法(以下SIMT)では、「価値・願い」と表現されます。

自己洞察瞑想療法/瞑想法(以下:SIMT)で、快くなる方の圧倒的な共通点は「明確な目的」を持っているということです。

具体的には

元気に行動(仕事・家事・趣味など)ができるようになりたい
復職したい、再就職したい
家族と笑顔で暮らせるようになりたい
薬をやめたい

などです。

レッスンの開始前後には、強い心身の症状に悩まされ、とにかくこの症状をなんとかしたい、不快な感情、思考をなんとかしたい、そう願う一心かと思うのですが、

快くなる方は、その先に見据えるものがあります。

治してどうなりたいのか、治してどうしたいのかという長期的なビジョンです。

実はこれがかなり大事なんです(でも実際はそれどころじゃないよという方が多いと思います)。

SIMTは、私たちが身につけてしまった「苦悩を継続させる価値崩壊のパターン」を「苦悩を解消する価値実現のパターン」へと「行動」を変えるトレーニングです。

「目的(価値・願い)」が曖昧だと、実践ができません。

「目的(価値・願い)」を思い起こすことで、大脳の前頭前野が活性し、実行機能を制御していきます。

ここがスタートなのです。

実践を疎かにしない人

SIMTでは、「呼吸法(基本的自己洞察)」「行動時自己洞察」「記録表の記入」を実践が3大柱です。

しかし、症状が厳しいと、たとえ5分であっても、座って呼吸法を行えないことがあります。

なぜならば、座っているだけで身体が痛い、気が散る、ソワソワする、嫌な思考が頭をもたげてくる、眠くなるなどが私たちを悩ませるからです。

そういうことは、SIMTのレッスンを受けられるクライアントのほぼ全員に起きると感じています。

しかし、治っていく方は、必ずできることをします。

例えば、

「今日はあまり調子がよくない。それでも5分だけでも呼吸法をやろう」
「(呼吸法中に)やめたいな。。。それでも、あと1分伸ばそう」
「今日は、呼吸法をする時間が取れない。行動時自己洞察をしっかりやろう」
「今日は、呼吸法も行動時自己洞察も運動もできなかった。せめて記録表は書こう」

などです。

多くの方の症状には、好調な時もあれば、絶不調という時もあり、一喜一憂しがちです。

SIMTを実践しているにも関わらず、なぜこんなにも症状に苦しむのか、本当に効果があるのかと疑いたくなることもあるでしょう。

しかし、SIMTで快くなる方は、簡単には崩れません(価値崩壊しません)。

目的(価値・願い)を思い起こして、少しでも自分にできることをやるのです。

わからないこと・できないことについて自ら質問する人

SIMTのテキスト(教科書)は、「うつ・不安を治すマインドフルネス ひとりでできる「自己洞察瞑想療法」」です。

ところによっては難解に感じられることもあります。

快くなっていく方は、テキストの中のわからないことを、曖昧にしたり、勝手な自己解釈をしないで

具体的に

レッスンの中で、率直にわからないことを質問する
自分の体験を事例として、理解に誤りがないか質問する
月に1度提出する記録表を通して質問する

洞察の対象となる自己は、取り出して、目で見て物理的に理解することができません。

読んで理解するには、頭だけではなくご自身のリアルな体験が必要な内容もあります。

それゆえ、最初は手探りで、「そういうことだったのか!」と腹落ちするには時間がかかるのですが、自分で体得できると自信になります。

回復を他人任せにせず、自分ごととして主体的に実践に取り組むので、後続する課題が難しくなっていっても耐えうる「地力」がつくのです。

もしあなたの実践が思わしくないなら

もし、独学で実践している方で、うまく実践ができない方がいらっしゃいましたら、まずは上述の3つの観点から、実践のプロセスを見直してみましょう。

その他にも実践に苦戦する理由があるかもしれません。

気づいたことをまた記事にしていきますので、時々、ホームページをチェックしてくださいね。

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