マインドフルネスとリーダーシップ 参考となりそうな番組・書籍のご紹介 成果を楽に〜内省すること・気づくこと〜

エニアグラムで自分のエネルギーの源・囚われ・執着を知る(1):過ぎたるは及ばざるが如し

2017/07/06

51E9HV61Q4L._SX347_BO1,204,203,200_

トレーナーの羽利です。

今日は、私たちが知らず知らずに「囚われてしまうこと」について書いていきます。

それに関して書く前に、私のエピソードを紹介します。

女性は30代に2回の厄年を迎えますが、私の場合は、どちらも大変な試練の時期となりました。

当時は、夫婦の間のうまくいかない問題や、キャリア形成の問題を抱えていました。

今思えば、「プチうつ」の状態に近かったと思いますが、からだが丈夫だったこともあり、なんとか持ちこたえることができ、医者に行くことはありませんでした。

どちらかというと、自分の気持ちにフタ押して、とにかく猛烈に仕事や行動、資格試験の勉強することで気持ちを紛らわしていた時期でした。
当然、からだも気持ちも消耗します。

これは、私が陥りやすいパターンで、今思えば、カウンセリングやセラピーを受けるなどして、自分のケアをしておけばよかったと思う時期でもありました。

その代りに、心理学の勉強を始めました。
とにかくこの状態から抜け出したくてもがいていた32歳のことでした。

エニアグラムって何だろう?

心理の勉強で、最初にであったのは「エニアグラム(9つの性格)」というトランスパーソナル心理学であり自己理解のツールでした。

エニアグラムは、イスラム教のスーフィー派のリーダーたちに受け継がれてきた「人材マネジメント術」に端を発します。

自分を突き動かす動機あるいは囚われていることによって、9つのタイプで人の特徴を掌握していくというものです。

ただ、そのタイプは、自分の動機を知る本人のみが決めることであり、他者からは、あくまで外に現れた言動からの推測にすぎないと言えます。

動機と言動が一致している場合もあれば、そうでない場合もあるので、そのことを念頭に置いておかないと、思い込みや決めつけで人を見てしまうということになりかねません。

その他のタイプ分類のツールについても、同じことが言えます。

表層だけ見て、判断してしまっていては、深い理解につながりませんし、マインドフルネスの実践の観点から「あるがまま」見るということにも反していきます。

あくまで自分を多面的に理解していく上で、有意義に付き合っていきたいツールです。

さあ、タイプをチェックしてみましょう

さて、前置きはこれくらいにして、自分のタイプをチェックしてみましょうか?

インターネットでざっくりとタイプを判別することもできます→こちらのホームページが参考になります

しかし、自分のタイプを1度で突き止めることができないこともあると思います。
どうも、フィットしないというかなんというか・・・

そんな時は、拙速に決めつけたりせずに、下記の書籍を読みながらじっくりと、9つのタイプの視点で自分を見つめることは、個人的には有意義な時間になると思います。

私は、エニアグラムに出会って15年になるのですが、今でも自分のタイプを見直すことがあります。

そんな私がエニアグラムから学んだことは3つあります。

1つ目は、「過ぎたれば及ばざるが如し」であることです。
2つ目は、好調な時の傾向・不調な時の傾向を知ることができたこと。
3つ目は、自分の強みで、貢献していく生き方をしていくこと。

そのうち、今回は1つ目についてもう少し書き進めて見ます。

それによって、イスラム教の叡智であるエニアグラムが、禅仏教の叡智であるマインドフルネスの実践と親和性の高いものであると感じられるのではないかと思います。

なにしろ、こんな本が出版されているくらいなのですから。
(「十牛図」は、本来の自己を牛に見立て、人が悟りに至るプロセスを10段階で表した「禅画」です)

自分のエネルギーの源・囚われ・執着を知る

さて、チェックテストをしたところ、私は、

タイプ1:完全でありたい人
タイプ2:人の助けになりたい人
タイプ3:成功を追い求める人
タイプ4:特別な存在であろうとする人
タイプ5:知識を得て観察する人
タイプ6:安全を求め慎重に行動する人
タイプ7:楽しさを求め計画する人
タイプ8:強さを求め自己主張する人
タイプ9:調和と平和を願う人
引用:『9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係』 鈴木秀子著 PHP文庫

のうち、タイプ3でした。

これによって、自分が執着してしまうことが「成功」であり、過度に失敗を恐れることがあることを知ることになりました。

「成功」を求める気持ちが強くなれば、「失敗」を恐れるようになる。

「過ぎたれば及ばざるが如し」という言葉を彷彿させます。

そして、解説書を読むと「当てはまっている」と思うことも多々あった一方で、「いやそんなことはない」と抵抗したくなるような内容もありました。

私は、元来、やっていることの成功、あるいは目標の達成に囚われ、そこに到達するにはどうするのが最短距離なのかが常に気になるタイプです。

ですので、自分の得意な仕事の中では、あまり他の人の意見を聞かずに、自分のペースで仕事を進めていくのが好きで「独立独歩」が心地よいスタンスです。

その一方で、チームのリーダーとしては、イケイケでドンドン仕事を進めていくのが好きで、大概のことはそつなくやり遂げます。

しかし、振り返ると誰もついてきていないという経験も何度もしていますし、効率重視の仕事の中で、そつなくは、失敗なく仕事はできても質的に深みがある仕事ができるかというと決してそうではありませんでした。

そして、失敗を恐れるという点では、「負け戦は避けるべし」という思い込みがありますので、挑戦は「勝ち」続けられるものになりがちです。

あるところで頭打ちで壁にぶつかるなんてことは今でも経験します。

結構、つらいんですよ、タイプ3・・・

でも、本来、持っている「成功」「達成」への「囚われ」が、自分や他者、社会の役に立つことだって、もちろんあるので、愛すべき「こだわり」と言ってあげたい気持ちももちろんあります。

「こだわり」が強すぎれば、「囚われ」「執着」が痛みを引き起こします。
でも「こだわり」はあって当然、健全に発揮できている状態でいられればそれに越したことはないなと思っています。

それぞれのタイプにこのような「ノリノリな状態」とそれが昂じて陥る「マズイ状態」があります。

皆さんには、何か特有のパターンはありそうですか?

評価・判断ではなく、ただ「気づくこと」こと

マインドフルネスの観点から見れば、ノリノリだとかマズイだとか評価はしないのですが、日常生活の中では、経験に照らし合わせて、なんだか「マズイ状態」になりつつあるということに気づいていながら、好んで「マズイ状態」に傾いていく必要はありません。

必要以上に警戒し、「予期不安」化するのではなく、健全なリスクマネジメントの範疇です。

「マズイ状態=囚われている状態・執着している状態」に気づくことができれば、より自分の本来のエネルギーを健全な方向に傾けることができます。

エニアグラムの智恵は、本当は、知らず知らずのうちに進みたくない方向に向かっていること、そして何が自分を「自動操縦」させているかに気づき、より実現したい価値の方向に向かって舵を切る、そんな瞬間を教えてくれるヒントになるのではないかと思います。

チェックテストも手軽にできますし、書籍も読みやすいものです。

このようなアセスメントを始めてなさるという方がいらっしゃるかもしれません。
自分を知る1つのきっかけとして、この記事がお役に立てれば幸いです。

今日は、知らず知らずに「囚われてしまうこと」について、私が学びえたことの1つ目について書きました。

しばらくこのテーマを続けていきたいと思います。

ではまた。

-マインドフルネスとリーダーシップ, 参考となりそうな番組・書籍のご紹介, 成果を楽に〜内省すること・気づくこと〜