トレーナーの羽利です。
6月に入り、少しづつ紫陽花の色が鮮やかになりました。
1日1日の天気が大きく異なっていたりして、天気は落ち着きませんが、日々の生活は多忙でも、心が落ち着く時間を幾分かは過ごしたいものです。
マインドフルネス精神療法第4号に掲載されました
さて、毎年5月に発刊される『マインドフルネス精神療法』についてですが、
今年も、北陸マインドフルネスセンターのトレーナーの羽利泉が投稿し、支援研究として1本、掲載されました。
テーマは「自己洞察瞑想療法における支援者の介入方法に関する研究ー産後のうつ・非定型うつ傾向のあるクラインとの支援からー」です。
主に、支援者向けに、10ヶ月間〜1年程度で自己洞察瞑想療法を完遂できるようクライアントの支援するプロセスにおいて、効果的であったと考えられる支援者の介入方法について、提言をしています。
自己洞察瞑想療法は、通常の治療法と異なり「積極助言型」の介入方法を取っています。
自分で症状を軽減、回復、完治させていくという願いを持ったクライアントに対して、
・マインドフルネスのスキルの体得をサポート
・自分の症状を学び、自分でより良い方向に改善していくためのレクチャー
・途中で断念せずに続けられるようモチベーションの維持・向上をコーチ
・自分で自分のことを自己決定できるようになるようカウンセリング
など、医療現場では、通常なされないような「学習(learning)」の観点を重視し、統合的な支援をしております。
これらの関わりによって、クライアントは、自分の心身の症状の起きるしくみや、自分で能動的に解消していくため方法を理解し、実際に解消していきます。
日頃感じている不快な出来事、不快な感情の扱い方がわかると、強い症状に苦しんできた人であっても、次第に自分で自分の症状をよくしていくコツがつかめます。
それによって、クライアントは自分に対しての信頼感を高め、完治や再発を抑制する自信を持てるようになっていきます。
その他にも、当センターのクライアントの回復体験談が2本投稿され、闘病中の方への希望となる事例をご紹介することができました。
その後も、マインドフルネスの実践によって、再発することなく元気で願いの実現に向かわれていることをうれしく思っています。
マインドフルネス瞑想療法士の役割とは
大田健次郎先生のお言葉をお借りするなら「誰もが自分で治す(よくなる)底力がある」
私ども支援者の役割は、この人の持つ「底力」の発揮に、関わっていくことです。
今後とも、より多くの方々を、より穏やかに、効果的に支援できればと考えています。
うつ・不安障害であっても、なくても役に立つ
また、例年マインドフルネス瞑想療法士の育成講座の受講者が、育成講座を終了するまでの10ヶ月間のご自身の変容について投稿します。
病気を患われているか否かに関係なく、自己洞察瞑想療法が、自己の本質的な成長に大きな役割を果たすことを示す内容ばかりです。
また大田健次郎先生の巻頭言や連載記事は、多くの闘病者の方にとって、希望の持てる内容でしょう。
お手元にとってご覧になりたい方は、貸し出しをいたしますので、ご一報ください。
◉実践会にご参加の方には、当日お持ちしますので、下記フォームの必須事項をご入力ください。
◉郵送希望の方にはレターパックライトで郵送いたします(返却の際に300円分の切手を同封ください)。下記フォームでご住所をお知らせください。
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ではまた。