マインドフルネストレーナーのつぶやき

マインドフルネストレーナーのつぶやき:マインドフルネスで身体症状や精神症状からよくなっていくということ

2017/07/07

トレーナーの羽利です。

最近、出張先でお会いする人や、金沢にUターンする前からの友人・知人から「マインドフルネス、流行ってますよね〜」って言われることが増えていますが、

え?本当にそうなの?

確かに、2017年に入り、クライアントさんは増えていますが、北陸にいる私には、少なくとも「流行っている」という実感はないです(汗)

流行りもののマインドフルネスで楽になっていますか?

マインドフルネス心理療法(厳密には精神療法)の1つである「自己洞察瞑想療法(SIMT)」でクライアントさんを支援していると

なぜマインドフルネスで苦痛から解放され、回復していくか、入門用の一般的な書籍で紹介されているマインドフルネスとの違いが明確です。

うつや不安障害だと、医者から言われた訳じゃないから、まだ瞑想していれば幾分楽になるだろうという期待は持てると思うのですが、

自己洞察瞑想法は、心身の症状を「治す」ために開発されています。

それゆえ、「自分では病気ではないと思っている、しかし、葛藤状態にはある」という方々も、同じように心身の緊張の理由を知り、取り除くことができ、

より楽に仕事を進められるようになったり、人間関係の軋轢に対処できるようになっていきます。

症状を治すなら「なんとなくモード」から「集中モード」へ

瞑想のような習慣を継続している人は、全人口の5%にも満たないそうです。

テレビ番組や雑誌の特集記事や書籍の発刊などにより、マインドフルネスに期待が集まっている傾向はありますが、知っていることと継続していることは次元が別だなと感じます。

「言うは易し、行うは難し」なんてハードルを上げるつもりはないんですが、

当センターのクライアントさんの中でも2〜3か月ぐらいでメインの症状から解放されていく方は、瞑想が根拠としている脳神経科学的な知識を押えながら、

無駄や余計な不安や迷いを絶って丁寧にトレーニングをしていることを共有したいのです。

私は、1人のクライアントさんとのトレーニングは、基本的には「10ヶ月」で終わらせる(引き延ばさない)スタンスです。

なので、

1ヶ月1ヶ月の取り組みが「治る」方向に向かって良いものになっていくよう、異なるクライアントさんの個性や症状は丁寧に見るようにはしているのですが、

治すのはあくまでもクライアントさんであり、クライアントさんが本気でないと症状はよくならない、それ以前にマインドフルネスが習慣にできないのです。

私がやっているのは、おそらく習慣化することを助ける伴走者いや伴歩者と言えるのかもしれません。

無菌室のような瞑想空間での実践だけでよくなるのか?

「自己洞察瞑想療法(SIMT)」でよくなっていく方の多くが、「行動時自己洞察」という方法が効果的に働いていると私は確信しています。

いくら静かで整えられた環境で、瞑想を習慣化し、瞑想時間を延ばし、「なんかいい感じ」という感触が得られたとしても、

不快な感情に苛まれる職場や家庭などの人間関係の中での問題を減らすには、

その悩ましい人間関係の真っ只中を瞑想的になり、解決的行動を瞑想的に選択し、行動していくことを避けていては実現しません。

その練習は、「自己洞察瞑想療法(SIMT)」ではかなり早い段階から始まります。

おそらくこのことをトレーニングしているのが、「なんとなくモード」でいつまでも症状を引きずる人との決定的な違いなのかなと思うのです。

治すことに囚われてしまうというのは、マインドフルネスの定義からすると違うんじゃないかという気がしますが、

症状から解放されて、家族や職場の方々と幸せに生きたい、よりやりがいを持って仕事がしたい、役に立ちたいという願いが先にあるなら、いつしか治すことへの囚われは症状の軽減とともに弱まっていきます。

治したいのその先を描けていることは、何にも勝る「薬」なのかなとクライアントさんを見ていて日々感じていることです。

より多くの方が、マインドフルネスに出会い、そして一緒に深めていきたいなと感じています。

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