回復者様からの体験談
北陸マインドフルネスセンターでは、「うつ・不安障害を治すマインドフルネスーひとりでできる「自己洞察瞑想法ー」大田健次郎著(佼成出版社)の実践をサポートしています。
長年かけて積み上げてきた苦しみを産み出す思考と行動の習慣を改善させるには、少しだけ時間がかかります。
1年以上の丁寧な実践の結果、心身の症状から自由になったクライアントの有志の皆さまより体験談をご提供いただきました。
すべての体験談が、一社)マインドフルネス精神療法協会の協会誌に投稿されております。
関心のある皆様にお読みいただけることを願っています。
共働きで仕事や家事・育児で多忙の中、スポーツチームでのリーダーシップの発揮で苦悩が続いた日々。緊張から咳き込む症状に悩み、マインドフルネスを実践。1年半の丁寧な実践により、心とからだの症状から自由になった。第1セッションからの詳細な気づきのプロセスは、自己洞察瞑想法を検討している方には必見。
離婚前後、不快な思考や感情を止めることができず、身心に不調をきたし、通院・服薬をしてきた。マインドフルネスの効果が実感できない初期の段階も実践あるのみと継続。その後、これまで自分の生き方に無理があったことに気づいた。今では好きなことに注意が向けられるようになり、マインドフルネスの実践は日常生活で欠かせないものとなった。
長年の睡眠障害が、個人事業主として取引上の判断や夫婦間でのコミュニケーションに支障を来していた。マインドフルネスの実践により、呼吸を手がかりにし、衝動的な欲求、思考、行動に気づき、抑制できるようになった。仕事や夫婦関係の質が向上し、人生をよりよく生きることに積極的になった。
ケガの影響でバランスが崩れた身体の緊張や痛みが、長年にわたり解消しなかった。心身の葛藤がさらに拍車をかけて、何をしても身体の不快感に悩まされた。マインドフルネスの実践によって、痛みを冷静に観察することで、痛みから距離を置き、痛みに振り回わされないよう注意力のコントロールができるようになった。
20才を過ぎてから、低い自己肯定感から対人関係に問題を抱え、仕事につくことができなかった。不快な感情に気づき、それを止める習慣を身に付けることができるようになり、他人から受ける影響を調整できるようになった。正社員として採用され、闘病中にはできなかったことを楽しめるようになった。
産後に、子育てが思うようにできず、睡眠不足からうつの症状が強くなった。子育てをしながら、マインドフルネスを実践するには苦労があったが、家族の協力を得て実践を続けた。妄想的な思考を止められるようになり、自分を楽にすることができた。自分に「大丈夫」と言っている自分を意識している。
2020/09/09