無料説明会(初回面談)での相談者の皆さんの最大の関心事は、「もし、自分が自己洞察瞑想療法を始めた場合に、具体的に何をするのか?」ではないでしょうか?
レッスン開始後に、やることは具体的には5つです。
1.毎月1レッスンづつレクチャーを受ける
グループ(奇数月スタート)またはプライベートレッスン(随時スタート)を開講しています。
10ヶ月間にわたり、うつ・不安障害を治すマインドフルネス―ひとりでできる「自己洞察瞑想療法」をテキストとして1ヶ月に1セッションづつ、テキストの中にある課題A〜Gに取り組みます。
10ヶ月間、共通の取り組みもありますが、月替わりの課題もあります。
テキストを読めば、ある程度、お1人でも取り組むことはできますが、症状が厳しい時、意欲にムラがある時には、難しく感じることもあるかもしれません。
テキストの内容の理解を促進するためには、マインドフルネス瞑想療法士のサポートが役に立つことがあるかと思います。またテキストにはない、その方に合わせた助言や情報提供もいたします。
グループレッスンでは、自分以外のメンバーからの質問、差し支えない範囲での各自の事例を共有しながら学習を深めることができます。
個人的には、グループレッスンを開講したいのですが、現段階では、個人レッスンを選択される方が圧倒的に多いのが現状です。
なお、ご家族の方の同席も可能です。
2.レッスンごとの課題を自宅で実践する
頭で、内容を理解できても、実際に、呼吸法や自己洞察の課題をやらなければ、症状の回復に必要な脳の神経可塑性は促進されません。
マインドフルネス心理療法は、認知行動療法の1つです。認知行動療法には、多くの場合、「宿題」「練習」がついてきます。
日常生活の中での課題の実践は必須です。
厳しい症状の中にある時も、可能な限り課題に取り組みます。完璧にできなくても、全く構いません。むしろ囚われないでください。
すぐには効果は実感できないかもしれませんが、取り組みから4ヶ月目ぐらいから、症状の緩和を報告してくださる方が多いです。
これまで脳に影響を与えてきたお薬を、少しづつ減らしていくことができるのは、呼吸法や自己洞察スキルのトレーニングの賜物と言えるのではないでしょうか?
課題に取り組みながら、自分を知り、自分を受容し、苦しみを生む考えを手放し、本当の自分の声を聞いていきましょう。
3.実践した内容を指定の記録表に記入し、次回のレッスンで提出する
書くという作業は、さぞ面倒かと思いきや、レッスン生の方の中には毎日記入される方もいらっしゃいます。
自分の変化を確認できる、書くことで自分の取り組みを冷静に把握することができる、書きながら気づくことがあるなどのお声を皆さまからお聞きします。
どんなこと書いたらいいのか心配な方は、記入例も準備していますので、参考にすることができます。
レッスン生の方が挫折することなく、課題に取り組み続けられるように、体制を整えながら、二人三脚で進めていくことを心がけています。
4.記録表に書かれた内容についてコメント・助言を受ける
可能な限り、1日1日の取り組みにコメント・助言をさせていただいています。
レッスン生の方とは1ヶ月に1回お会いするだけですが、記録表で、お会いしていない1ヶ月の取り組みを教えていただき、レッスン生の皆さんの取り組みが充実するように助言をさせていただきます。
5.コメント・助言の内容で、参考になる部分を日々の実践に活かす。
コメント・助言の中に、「なるほど!」と思うことがありましたら、今後の取り組みに反映させていただければ幸いです。
コメント・助言の内容について不明な点はいつでも質問ができます。
皆さんとやり取りする記録表は、テキストの巻末についているものです。
写真にある、手書きで記入された記録表は、マインドフルネス瞑想療法士としてのトレーニング期間(10ヶ月)に私が記入したものです。
大田健次郎先生には、たくさんのお智慧をいただきました。
時間はかかっても、いつの日かしていただいたようにできるようになりたいと精進しております。