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瞑想ってメンタルヘルスが悪化した人がやるものなのですか?

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先日、「瞑想ってメンタルヘルスが悪化した人がやるものなのですか?」というご質問を受けました。

結論から言うと、継続的な瞑想の実践は、すべての人にとって役に立ちます。
具体的には、心身の健康、質の高い行動への改善、能力の最大化などにつながります。

仕事柄、経営者やエグゼクティブ層の方にお会いしますが、座禅を習慣にされている方によく出会います。

座禅の時間には、雑念を沈め、もう少し内奥の本当の自分の声が聞こえてきたりすることもあるのかもしれません。

クールな頭で柔軟で質の高い意思決定を求められる方々の習慣なのかもしれません。

また、少し若い年代では、

同時に複数のプロジェクトを管理したり、タスクを遂行するビジネスパーソンの皆様におかれましては、頭がなかなか休まらないかもしれません。

子育て、仕事、介護などで役割を男性より多く引き受ける女性にも同じことが言えるかもしれません。

そんな中で

「あー、疲れた」を仕方がないと諦めていませんか?

「疲れた」は、体の声かもしれませんが、近年は「脳の疲労」であるという見方がオーソドックスです。

寝ても寝ても疲れが取れないというのは「年齢のせい」のひとことで片づけるのではなく、ぜひ「脳の疲労」を疑いたいもの。

そんな時に、マインドフルネス瞑想で脳に休息を与えてください。

ただし、ただぼーっとしていても、実際は脳はピーク時の60%ぐらいのエネルギーを消費しています。

これは、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)の働きによるものです。
デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)は車に例えると、アイドリングのような状態で、脳の複数の領域が強調して次に起こりうる事態に備えて待機しています。

気が抜けないのですね、私たちの脳は。。。

しかし、マインドフルネス瞑想は、
このデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)の働きを抑えることができ、脳の休息にとても貢献できるのです。

そのやり方は、1度はガイドさせていただきたいなと思って実践会を行っています。
1人でやるのと複数の方と座るのではまた違う味わいがあります。

ぜひ、皆さんと実践会でお会いできればと思っています。

参考になる本もご紹介しておきます。
物語調の読みやすい本です。マインドフルネスと脳神経科学の入門書としてオススメします。

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