トレーナーの羽利です。
前回は、「自由自在塾」ってどんな内容なのかということをご紹介しました。
参加者は、私以外はすべて北陸以外からの参加者の方でしたから、まさにこの「自由自在塾」はちょっとした旅です。
北海道からご参加の方にとっては、もう2度とくることがないのではないかと思われるちょっとレアな場所にもお連れしたりしました。
始まりは、やはり「鈴木大拙館」から
禅画「十牛図」が、このワークショップの友です。
金沢で「禅」と言えば、なんと言っても世界に「禅(ZEN)」を紹介した鈴木大拙を表敬してスタートです。
エーリッヒ・フロム邸を訪れた鈴木大拙に出迎えられます。
期間中、快晴の日が続いていましたのでこの通り。
言葉にできない美しさです。
「水鏡の庭」は、本多の森の自然をありのままに映しています。
さて、これからの旅、どんな姿をありのままに見ていくのでしょう、そんなことに思いを巡らせていた私です。
今回は、石川県美術館から下る坂からの「露地の庭」も鑑賞できました。
ここに隠された鑑賞上のツボの「Universe」について、ご紹介しましたところ、谷口吉生氏設計の鈴木大拙館の「深さ」を知っていただけたように思います。
富山県との県境にある倶利伽羅不動寺へ
鈴木大拙館を後にし、一同は車で石川県と富山県の県境に近い「真言宗別格別格本山倶利伽羅不動寺」の本殿へ。
禅がテーマの旅ですが、ここは密教のお寺にも参拝です。
最近は、津幡町にある鳳凰殿の方が参拝しやすいので、私も本当に子供の頃以来、ウン十年ぶりでまいりました。
みなさん、思い思いにお参りしたり、しばし緑の中で富山側・石川側の景色を楽しみました。
子供の頃、乗り物酔いしやすい私は、初詣で急坂をぐるぐる回って上がるのがちょっとハラハラしましたが、青空の元、立山連峰・日本海まで見渡せましたね。
翌日の護摩法の前に少し散策しました。
こんなところがあったなんて知らなかった私。まだまだ石川を離れていた時期が長かったので、新鮮でした。
ミニ五重塔がありました。
そして、「和光塔」の中を一周ぐるりと回ると、壁に四国八十八霊場のご本尊がお祀りされているので、実際に巡礼したと同じ御利益があるとのことです。
それにしても、この青と白のコントラスト。
なんという美しさでしょう。
そして、宿に向かい、いよいよワークショップの始まりとなります。