自己洞察瞑想療法を知る

自己洞察瞑想療法で練習する「不快な出来事」を受け容れる技術

トレーナーの羽利です。

今日は、自己洞察瞑想療法にとって、とても重要な練習「不快事象」を受け容れるについて書きたいと思います。

誰にだって不快なことはある

突然ですが、あなたにとって不快なできごととはどんなことですか?

私の場合は、

・LINEで送ったメッセージの返信が相手からずっとないこと
・上司やお客様から仕事を急がされること
・仕事がトラブルの発生で思うように進められないこと
・身体がだるいこと
・頭がまるで締め付けられるように痛むこと
・電車の座席で、前の座席の人の話し声が大きいこと

などが挙げられます。

皆さんはいかがですか?

とはいえ、気がつけば、これらの不快な出来事に注意が向いてしまって、イライラしたり、被害妄想に落ちいたり、症状を毛嫌いしてゆううつな気持ちになったり、

こんなこと、したいわけじゃないんですが、してしまう。

やめられない・止まらない

不快なのにやめられない。

まるで脳が自動的に走り始めて、時に暴走したような感じを持ったりすることはないですか?

こういう状態というのは、私にも多くのお客様に見られることです。

今、不快な出来事から始まる思考や感情を止められない脳のコンディションであるということもあるのですが、

だからといってそれを放置していてもつらいだけ。

だからこそ、なんとかならないかとトレーニングを始められる訳なのですが、

最初は苦労されますよね。。。

ネガティブ・リストを作る

私は「自分にとって何が不快なできごとか?」は、はっきりさせておくとトレーニングは楽に進むんじゃないかなと思うのです。

そこで、作っておくと便利かなというのが「ネガティブ・リスト」です。

そもそも何が不快なの?何をやめたいの?かをはっきりさせておくのです。

ところが、驚くべきことがお客様の大半は、自分がやめたいと思っていることがわかっていません。

つまりネガティブ・リスト化することができないのです。

私から見たら、これをやめたら楽になられるのにな、と思うことはいろいろ見えてくるのですが、お客様は気づいていません。

「教えてほしい!」というお客様には、率直にお知らせしますけど、ここを私が指摘するかは繊細に行う必要があると思っています。

でも、不快なのに不快だって気づかないまま、脳の暴走を許し続けるのは、効果的な練習にはつながらないし、

そもそも、明確にやめたいと思ってないから、不快な思考が始まってもお相手をしてしまうってことってありません?

不快さを受け容れる技術

自己洞察瞑想療法では、「不快なことを不快だと思わない」ようなものの見方をすることはしません。

不快であってもよい

自分に湧き上がる不快な思考や感情を禁じてしまっていませんか?

「こんなことでイライラするなんて、私っておとな気ない」
「こんなことで、起き上がることができない私ってダメ人間」

不快な思考や感情を禁止しても、どんどん自己否定的になりますね。

大事なのは、それをそのまま受け容れて、それ以上膨らませたりしないこと。

実は、自己洞察瞑想療法での、つらい出来事への対処はここから始まるのです。

起きたことはすぐに過去になる

そして、自己洞察瞑想療法では、この不快な出来事は、起きた、次の瞬間、すぐに過去のものになると考えます。

瞬間瞬間は常に新しいのですが、不快なできごとは「かたまり」「シリーズ」になって、ずーっと継続しているように感じてしまったりするかもしれません。

それは、注意が「不快なこと」に「集中」してしまっているからなのです。

そんな集中力、いらないですよね。。。

心に包んで映すということ

心に包んで映す、これはうつ・不安障害を治すマインドフルネス―ひとりでできる「自己洞察瞑想療法」の27ページ登場する、自己洞察瞑想療法の要となる実践方法です。

私たちに意識作用(思考・感情・感覚・行動など)がある以上、生み出される意識の現象があります。

私たちの心の中に、意識のスクリーンのようなものがあって、現象として映されていると考えるのです。

例えばですが、思考作用が生み出した内容は、スクリーンには文字として左右に流れるテロップのように映るようにイメージします。

もし、次の瞬間、視覚作用に注意を向ければ。違うものが映るのです。

ところがずっと思考作用に注意を向けていると、スクリーン上のテロップはずっと流れっぱなしです。

そのテロップの内容が、悲観的なものだったり、他者を憎むものだったり、嫌悪するものだったり、すれば、そのことが、脳内で扁桃体という部分を刺激していくことになり、ストレス反応を起こしてしまうのです。

このことは、うつ・不安障害を治すマインドフルネス―ひとりでできる「自己洞察瞑想療法」の11ページに紹介されています。

不快なことを「ガン見」しないでいきましょう!

不快なことに集中しない練習

これで言うと、不快な思考が映って認識されても、他のことに注意力を分配できたり、移動できたりすれば、別の内容が、現れて、次々と流れるように変化しているはずなのに、

不快な思考や感情の内容だけに集中してしまうことがなんと多いのでしょうか。

これをやめる訓練が自己洞察瞑想療法には盛り込まれています。

自己洞察瞑想療法では、不快なことに集中せずに、本来集中すべきことに集中できるようになる練習でもあります。

このような話は、自己洞察瞑想療法の連続トレーニングを受けていただく時には、しっかりお話をさせていただきます。

もう少し聞きたいなと言う方は、ビジターとしてオンライン学習コミュニティにご参加いただくか、オンライン瞑想実践会にご参加いただいても、触れることができると思います。

対象とか作用とか、何のこと?って思われた方は、うつ・不安障害を治すマインドフルネス―ひとりでできる「自己洞察瞑想療法」の27ページをご参照くださいね。

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