先日、通年で参加している西田幾多郎記念哲学館の哲学講座の帰りに初めて図書室に寄りました。
こじんまりした図書室なんですが、ドアを開くと、そこは哲学を中心に、仏教・東西の思想・精神世界などについての本が実に9000冊以上ある濃密な世界でした。
これは、人生を変える1冊にまた出会えるような気がしますね。。。
特に「全集」の取り揃えが圧巻です。哲学書で日本で出版されているものでないものはあるのかな?と思ってしまうくらいたっぷり保管されていました。
住民の方からの寄贈でしょうか、昭和33年出版の「善の研究」を見つけました。
第二次世界大戦に敗北後、若者たちの生き方の指南書になったと聞きます。
私の知らない戦後を感じます。
土曜日の昼下がり、高校生か大学生ぐらいの若者が、哲学の入門書を選んで調べ物をしていました。
哲学をもう一度身近なものにしていくのは、もしかして若い世代なのかなと思ったりしました。