今日は、うつ・不安障害を治すための「自己洞察瞑想療法」をどのタイミングで始めるのがよいのかについて書いていきます。
目次
タイミングは人それぞれですが
基本的には、タイミングは人それぞれだと思います。
ただ、私が1人1人のお客様のトレーニングを終える頃になって、振り返ってみると「ああ、いい時にスタートされたなぁ」と思うお客様がいらっしゃいます。
そこで、私は、マインドフルネス瞑想療法士として、お客様を最終セッションまでコーチしていくという立場で感じている「スタートのタイミング」について、思うことを書いてみたいと思っています。
ただし、こういうタイミングじゃないからスタートすべきではないということではないのでその点はご理解くださいね。
本気で治したいと思った時
お客様をサポートしていて思うのは、皆さん、本気で治したいと思って、無料相談を受け、そしてトレーニングを開始される訳です。
でも、最終セッションまで、続けられる方は、覚悟が違います。
「もう、人間関係のことであれこれ悩み続ける人生は嫌だ」
「ずっと、薬に頼らないければいけない人生は嫌だ」
「もっと、気楽に人生を送りたい」
「もっと、家族と円満に暮らしていきたい」
「もっと、人生を明るく楽しいものにしたい」
これらの思いが積もりに積もって、何かをやらなければいられないという思いに達した時、トレーニングには迷いがなくなります。
自己洞察瞑想療法について大まかに下調べがついた時
私は、「教える人」でありながら、「教わる人」としても、「学び方」を学んできました。
なかなかの大金をはたいて、何年にもわたって学んできている領域の学びもあります。
その中で、事前によく下調べもせずに、飛びついて申し込んでしまったトレーニングプログラム、なんだかみんながいいといっているからというだけで申し込んでしまったプログラムというのは、消化不良があります。
・何のために学ぼうとしているのかな?
・どんな下準備が必要かな?
・トレーニング時間は十分かな?
・どんな疑問を先に解消しておけばトレーニングに集中できるかな?
など、事前にクリアにしておけばよかったなと後悔しています。
無論、1人で考えていても答えは出ないです。
特に、うつ・不安障害の方で、不快な思考が止まらないとか、思考がまとまらないという症状を抱えていらっしゃる方は、特にそうだと思うんです。
だから、下調べの中に、無料で相談できる機会を十分に活用していただきたいと思うのです。
気長にトレーニングしていこうと思えた時
私がこれまでお世話になってきたトレーナーに言われた言葉の中で、自分の肝に銘じている言葉があります。
それは、「急ぎさえしなければ、今の苦悩の幾らかはなくなる」という言葉です。
当時、自分のからだの痛みを、「1日でも早くゼロにしたい!」と思っていた私にとっては衝撃の言葉でした。
その時のことを振り返ると、私には、からだに痛みがあることは「悪いことだ」という信じて疑いようのない信念がありました。
だからこそ「1日でも早くなくしたい、何をすれば治るのか?」にばかり囚われて焦ってばかりいました。
今、始まったことではなくて
その時にトレーナーから学んだのは、私のからだの痛みは、長年かけて作られた心とからだの習慣が引き起こしたものということでした。
長年というのは、子供の頃からです。
だから、どんな習慣によって引き起こされたのかにしっかり向き合って、地道に自分の習慣を変えていこうと思ったのです。
そして、お客様の中には、このことがすでにわかった状態で、レッスンを受けにいらっしゃる方がいます。
「今に始まったことではないので、地道にやります」
「コツコツやるので長い目で見ていただけますか?」
という方ほど、順調に自己洞察スキルを順調に身に付けていかれるのです。
なかなか難しいのは
私が自分の症状を振り返っても、自分の現状を、いい意味で「しょうがない」と思えたかというと、決してそうではなかったと思います。
あるセラピストの方に、「症状なんてものは、受け容れちゃえばいいんだよ」と言われたことが、今でも心に残っています。
その時、正直、わけもなく腹が立ったのを覚えています。「だったら、その受け入れ方を教えてよ(怒)」って心の中でキレていたのを思い出します。
私は、なかなかそうは思えなかったです。
おそらく聞いたところで、当時の私は理解できなかったと思います。
なのに、今は、その受け入れ方を教える人になってしまいました。
マインドフルネス瞑想療法士は、それらを全て言語で説明する能力が求められます。
いまだに、膨大な資料を日々確認しながら、大田健次郎先生に質問する日々です。
ということで、
・自己洞察瞑想療法について大まかに下調べがついた時
・気長にトレーニングしていこうと思えた時
に、レッスンを受けてみようかなと思えると、私もサポートのしがいがあります。
そのためには、いろいろと下調べができるようなホームページにしていかないとですね。