自己洞察瞑想療法(SIMT)のテキストはこの本です。
うつ・不安障害を治すマインドフルネス―ひとりでできる「自己洞察瞑想療法」
この本が、診察、お薬、休養だけでは寛解に向わないうつや不安障害の方の手元に届いていることは本当に素晴らしいことだと思います。
1年に1刷のペースで増刷されているとのことで、多くの方々が手にとられているのでしょうね。
順調に回復されていくことを心より願っています。
私たち、マインドフルネス瞑想療法士も、このテキスト(他多数資料)に基づき、大田健次郎先生に10ヶ月間のご指導を受けます。
このテキストの内容は、うつ・不安障害の方を初めとした精神的に苦しい状態の方のために書かれています。
しかし、養成講座の受講生は、これらのトレーニングで自分をケアを急務としている方ではありません。
そんな私たちですが、自分たちが支援する手法を自分たちが最後までやりきらずして責任を持って指導できるはずがありませんので、同じように実践してみるのです。
そして、精神疾患であるかどうかに関係なく、養成を受けた者の大半は、実に多くのメリットを実感できているのではないかと思います。
(私の場合は、4ヶ月が終わった頃から、肩こりが減り、便秘が改善しました。仕事や家族のことで、何かと気を揉んでいたことが後をひくことがなくなってきました。)
その内容は、また書き綴っていきたいと思いますが、これをやりきることができたのは、やはりご指導・ご支援いただく先生がいたからです。
先生の励ましで、さぼりたいなと思う日も呼吸法を続けたり、日記を記入して自分を見つめなおしたりして、自分の「心の癖」を修正していくことができました。
また、自己洞察瞑想療法は西田哲学を根拠にしています。
「哲学」と聞いて怯んでしまう方もいるかもしれませんが、本当に大事なエッセンスの実践していきますので、難しく考えることはありません。
一旦、理解してしまえば、その通りにひたすら実践あるのみです。
というより、理解してから実践するより、実践しながら理解していくという表現の方が現実的かもしれませんね。
むしろ、考えすぎてしまう傾向の方に、私たちは考えなくて済むような助言をしていくことが多くなっています。
まずは、この本をお手にとってみるところから始めませんか?