大阪御堂筋・浄土真宗本願寺派津村別院の「いのち輝け!」に思うこと

トレーナーの羽利です。
私は、仕事で関西に出張することが多いのですが、今日は、先日の出張で気づいたことを書いてみます。

御堂筋ってそういうことだったんだ

先日、大阪の御堂筋を珍しく地下鉄に乗らず歩いていて移動中、

北御堂(浄土真宗本願寺派本願寺津村別院)と南御堂(浄土真宗大谷派難波別院)に少しだけ寄ってみました。

ビジネス街に、突如現れる2つの大きな御堂、だから御堂筋なんだと今頃気づいた私。

どちらも大変立派な別院でした。

いのち輝け!

北御堂に、額縁に入れられた書で目を引くものがありましたので、ご紹介します。

「いのち輝け!」

筆で書かれているようなのですが「!」が印象的です。

私はこれを見た時に、「そう、そうなんだ!」と心の中でつぶやいておりました。

だってマインドフルネスの実践って、不快な感情とか、思考とかをやめるなどという抑制的なことは、一部にすぎず、やっぱり、自分のあらゆる働きを最大に発揮して、精一杯生きていくことだと思うのです。

いのちが輝く実践技法として

北陸マインドフルネスセンターでは、「うつ・不安障害を治すマインドフルネス」として、自己洞察瞑想療法をご紹介しています。

だから、「マインドフルネス=うつを治すためのもの」みたいに思っている人も結構いるのかもしれません。

加えて、自分はうつじゃないからマインドフルネスは必要じゃないと思っている人もいるかもしれません。

でも、疾患であるとか、疾患でないとか、もうホント関係ないんですよね。
マインドフルネスって・・・

ホントは、誰もが、不要で不快な思考や感情の雲で自分のいのちを隠したりしないで、いのちが光輝いていること。

やっぱり、これが大事でしょう!

浄土真宗の寺院では、布教の方法として、このような筆書きの文字を目にします。

浄土真宗の場合は、瞑想のような実践技法はなく、教えを聞くこと(聞法)や念仏が重んじられます。

浄土真宗は他力仏教ですから、自力仏教の行法にヒントを得た欧米主流のマインドフルネスとは、馴染みがありません。

しかし、修行方法は違いますが、仏教に共通するいのちの考え方なのでしょう。

宗教であるとかないとかこの際、関係なく、

与えられたいのちを精一杯輝かせて、「生きていてよかった」と思えるような毎日を送りたいものですね。

今日は、出張中に偶然見つけた素敵な言葉のご紹介でした。

  • この記事を書いた人

羽利 泉(はりいずみ)

石川県金沢市でカウンセリングや「うつ・不安障害を治すマインドフルネスーひとりでできる自己洞察瞑想療法ー」の講座をしたり情報を発信している公認心理師(国家資格)・マインドフルネス瞑想療法士です。マインドフルネスの実践を通し、心身症状で悩む方のサポートをしています。