トレーナーの羽利です。
今日は、人間関係について考えさせられる動画をご紹介いたします。
先日、マインドフルネスの著書をたくさん出版されている「心のトリセツ研究所」の藤井英雄先生がFacebookにアップされていた動画がなかなか印象深かったので、私もシェアさせていただきましたところ、
「いいね!」は90件ぐらいなのに、「シェア」がなんと250件を超えていました。
「おー、もしや、軽くバズらせてしまった?」
と驚いており、Facebookをなさっていない方にもご紹介したいなと思いました。
わかちあう幸福感
その動画は、これです↓見れない方は→こちらから
それはもう、争うことなくお団子を分け合って食べているこの2匹が満ち足りた表情をしているのを見るとこちらも幸せな気分になります。
1人ではなく、誰かとわかちあう時、こういう笑顔でありたいなあと思います。
動物がもぐもぐしているのって本当にかわいらしいですねーー
まずは自分を満たすこと
白犬さんは、左側の黒猫さんよりも早いペースでお団子を食べています。
そして、まずは相手が先、自分が後、自分が食べた分を、黒猫さんに取り分けます。
自分も満たされるから、人にも与えられる。
その結果、2匹は半数ずつわかちあっています。
これって、私たちにもしばしばあることですよね
たくさんいただいたもの、畑でたくさん取れた野菜など、日本にはおすそ分けすると、またお返しがくる。
日本にはおすそ分けの文化というのが昔から根付いています。
(私のすむ地域には間違いなくある)
しかし、
それどころでない場合もありますよね。
いわゆる危機状態の時。
おすそ分けするものが十分にない時。
状況にもよりますが、
それでも人と人は分け合おうとする行動がみられるのではないかと思います(人や状況にもよる)。
おそらく甚大な災害では、そうされてきたのだと思います。
そんな中で、人はどうして、人と分け合うことができるのか?
「私は大丈夫だから」「なんとかなるから」「そのうち状況が好転するから」「足りないなら足りないなりにやれるから」
など、
物質的には満たされてなくても、心理的に自分を満たすことができている、いや、心理的にも「自分は足りている」と知れば、
人は人とわかち合いというのは損得という分別を超えてなされていくのだろうな、
と私は感じるのでした。
押し付けではわかちあいじゃなくなる
最後まで、分かち合いの連鎖は止まりません。
最後は、白犬さんがもう結構と拒んでいるのに、黒猫さんは分かち合いを続けようとしてしてそこで動画は、THE END!
黒猫さんの気持ちはわからなくはないですが、
白犬さんが最後は迷惑そうにしているのに、黒猫さんは気づきません。
境界を超えているのに、侵害してしまっているのです。
これって、人間関係でも「あるある」ですよね。
空気が読めない、相手の立場がわからない・・・そして、境界線を超えちゃってることにも気づかない。
私もこういうミスを何度か冒してきました(汗)
まさに「マインドフル」の反対の「マインドレス」状態です。
No!と言わないことで、自ら人間関係を悪化させてしまう
それにしても、白犬さんは、もう十分だったのに、どうして黒猫さんに十分だと言えなかったのでしょう(白犬さんが十分だったという前提)。
これは人間関係でもありますね。
相手のお節介を受け入れすぎた結果、自分が疲れてしまうこと。
仕事が限界なのに、受け入れすぎて、自分が壊れてしまうこと。
などなど。
あなたが声をあげないために、あなた自身が自分を苦しめて、相手や環境を不快な人物や環境に仕立てあげていきます。
声を上げたら嫌われるとか、声を上げたら干されるとか、声を上げたら周囲に迷惑がかかるとか、声を上げたら変な人って思われるとか、
いろんな妄想が脳に広がります。
でも、声を上げない代わりに「いい人」でいて、自分を破滅させたり、
本当は余力がある人が他にいるかもしれないのに、必要以上に自分が背追い込んだり、
声を上げずにいて理解されないなら、声に出して理解されない方が、自分としてはスッキリするんじゃないか?と思ったり、
そんなことにも思いが至ります。
見方は色々あっていい
ということで、つらつらと書いてまいりましたが、まだいろんな見方ができるかもしれません。
かわいい、癒される〜の奥に、実は人間社会を重ね合わせると見えてくるものがあるなと思った次第です。
あなたは何を思いましたか?
どこかでシェアできる日を楽しみにしています。