第1〜3レッスンを振り返ってみて

北陸マインドフルネスセンターでは、オープン時からレッスンに取り組まれているレッスン生の方が、第3レッスンまでを終え、グループ・個人レッスンともに4月からは一斉に中盤最初の第4レッスンに入ります。

第1レッスン開始までに、1ヶ月〜2週間ぐらいトライアルの瞑想をしますから、長い方で4ヶ月間の自己洞察瞑想法での瞑想を続けたことになります。そろそろ身体の変化も何か感じられている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

これまで身につけてきた不快な状況に没入している自分に気づき、そこから自然と離れられるスキルが今後もきっと生かされることでしょう。

そして、序盤で身につけた観察スキルを、今後も繊細に発展させていきます。

毎回、皆さんからが疑問点をクリアにする「鋭い質問」をしてくださるので、私にもたくさんの気づきがあります。こうして療法士とレッスン生の皆さんが、一緒に学習していくスタイルで今後も進んでいくように思います。

心理療法とは言え、自己洞察瞑想療法は「積極的助言型(レクチャー・フィードバック・提案をします)」の特徴を有します。

どんな時も「わからないことをわからない」と言える、「こんな時はどうやったらいいか?」を、一緒に考えて、自己洞察瞑想療法の大きな方向性から逸脱しない限り、その方が現実的にできそうな方法を一緒に考えたいと思っています。

これから一斉に中盤の第4セッションに入っていきます。中盤は、心を揺さぶられる課題も続きます。時には自分に向き合うのがつらいと感じることもあるかと思います。

それでも、これまで培ってきた観察スキルと心の静寂を取り戻す呼吸法の時間は、何があっても皆さんをそう簡単には崩れさせない方向へと力になります。

中盤も、乗り越えて行きましょう。万事、大丈夫。

  • この記事を書いた人

羽利 泉(はりいずみ)

石川県金沢市でカウンセリングや「うつ・不安障害を治すマインドフルネスーひとりでできる自己洞察瞑想療法ー」の講座をしたり情報を発信している公認心理師(国家資格)・マインドフルネス瞑想療法士です。マインドフルネスの実践を通し、心身症状で悩む方のサポートをしています。