なかなか停まらない思考を鎮め「今ここ」に戻るためのマジックフレーズ

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以前、金沢市にある鈴木大拙館を訪ねた時に、展示空間の掛け軸として見た時に魅了されました。

鈴木大拙がよく使ったと言われる「それはそれとして」という言葉。

仕事の時は別ですが、プライベートで友人などと話している内容が、「今ここにいない他人」のうわさ話だったり、根拠のない思い込みや決めつけが前提になっている話が長く続くとなると、ちょっとしんどい私です。

そんな時に、「まー、それはそれとして」という切り出しが意外にも効果的に、本来の楽しい交流の場に戻してくれたりします。

私自身、「頭の中のおしゃべり」が止らない時にも効果的に働いています。

「ま、それはそれとして、今、やると決めたことに戻ろう!」
「ま、それはそれとして、そうなった時に考えよう!」

どんな言葉が後に続くかはさておき、とにかく、使い続け、この言葉が好きになったことが私にとってのポイントでした。
「思考の癖」よりも「言葉の癖」を変えるのはやさしいように感じます。

鈴木大拙館で出会ったステキな言葉のご紹介でした。

  • この記事を書いた人

羽利 泉(はりいずみ)

石川県金沢市でカウンセリングや「うつ・不安障害を治すマインドフルネスーひとりでできる自己洞察瞑想療法ー」の講座をしたり情報を発信している公認心理師(国家資格)・マインドフルネス瞑想療法士です。マインドフルネスの実践を通し、心身症状で悩む方のサポートをしています。